サイクルウェアお役立ちコンテンツ
Vol.7
サイクルパンツの
正しい選び方
カペルミュール直営店勤務のプロのアドバイザーが教える
サイクリストの必須アイテム「サイクルパンツ」の選び方。
ロードバイクサドルは、軽量化や力の伝達効率アップなど様々な観点から硬く作られています。特にロードバイクに乗り始めの方は、サドルの硬さに悩む方が多いようです。
この硬いサドル問題を解決するのが、パッドのついたサイクルパンツです。軽さ・空気抵抗の少なさ・ペダリングのしやすさ、そして痛みの軽減と、様々なメリットを持つサイクルパンツですが、実は様々な種類があり、乗り方に合わせた選び方があります。
パッドのついたサイクルパンツを一度でも履いてしまうと、もうパッドなしは考えられなくなるほど、その存在感は絶大。
今回は、渋谷と大阪にあるカペルミュール直営店で働く当社のアドバイザーがサイクルパンツの正しい選び方を、皆様にご紹介します。
サイクルパンツの種類
膝上丈のスパッツタイプだけじゃない。
用途・目的別に用意された4つの種類。
サイクルパンツにはショーツタイプ、ロングタイプ、ビブロング(ビブショーツ)、インナーパンツなどの種類を紹介したいと思います。
サイクルパンツ/ショーツ
定番のパッド付きサイクルパンツ。
スパッツ型で着脱がしやすく、はじめてのサイクルパンツに最適。
レッグカバー/レッグウォーマーと組み合わせることで、長い期間使えます。

サイクルビブパンツ/ショーツ
肩ひも(ビブ)が付いた形のサイクルパンツ。
ウエストの締め付けがないので、前傾姿勢になっても圧迫感がなく、長時間快適に着用できます。
着脱するのに肩ひもを外す必要があるので、トイレに行くときはサイクルパンツに比べて少し手間に感じるかもしれませんが、それを補って余りある快適な着用感が魅力です。
レッグカバー/レッグウォーマーと組み合わせることで、長い期間使えます。

ロングパンツ/ショーツ
通常の膝上のものと異なり、足首まで長さの有るパンツ。
涼しさは低減しますが、紫外線対策にとても効果的です。
特に女性にはオススメのタイプです。

ビブロングパンツ/タイツ
ロングパンツに肩ひも(ビブ)が付いたモデル。
ウエストの締め付けがないので、前傾姿勢になっても圧迫感がなく、長時間快適に着用できます。
着脱するのに肩ひもを外す必要があるので、トイレに行くときはサイクルパンツに比べて少し手間に感じるかもしれませんが、それを補って余りある快適な着用感が魅力です。

インナーパンツ
手持ちのカジュアルパンツの下に履けるタイプ。
メッシュ素材で汗がこもりません。
自転車通勤やポタリングなど、気軽なサイクリングに最適。

パッド付きのハーフパンツ(一体型)
カジュアルパンツとインナーパンツが一体になったハーフパンツ。
これ一枚でカジュアルに着こなせるので、合わせるパンツに悩みません。
ハーフパンツは吸汗速乾素材を採用しており、長距離でも快適です。

プロが教えるサイクルパンツの選び方
一言にサイクルパンツ、といってもかなり種類があります。
肩ひもの有無、長さ、生地・・・なぜこんなに種類があるかと言うと、
それだけ多くの自転車の楽しみ方が有り、それぞれに合わせた仕様になっているからです。
乗り方に合わせたタイプのサイクルパンツを使用することで、
より快適で充実したサイクリングを楽しむことが出来ます。
トレーニングライドか街乗りか
トレーニングライド
トレーニングライドといえば、長距離・ヒルクライム等、
長時間高強度のライドを想定できます。
長時間のライドなら、肩ひも付きのビブパンツがオススメ。
トイレに行くときは多少不便ではありますが、ウエストゴムによる圧迫感がないので
長時間前傾姿勢を取っても快適さが持続します。
オススメは、空気抵抗を低減する素材を採用し、裾部分がグリッパーテープ仕様でストレスを感じ難い、プロにも採用されている高機能なサイクルビブショーツです。
街乗り
気軽な街乗りの場合、ピタピタのサイクルパンツはちょっと抵抗有る方も多いと思います。
そこで選びたいのが、手持ちのパンツの下に履けるインナーパンツタイプ。
手軽に使える商品ですが、パッドはサイクルパンツと同じものを採用しているので、クッション性は変わりません。
全体がメッシュタイプになっているので、重ね履きでもムレないのが嬉しいところです。
長距離か短距離か
長距離
長距離のライディングで気にしたいのは、着心地です。
長時間着用するからこそ、ちょっと気になる点が大きな問題になることも。
やはりウエストを締め付けるサイクルパンツよりはビブパンツをおすすめします。
トイレに行くのが少し手間にはなりますが、ライディング中はストレスから解消されます。
半袖ジャージと重なる肩ひも部分は、汗溜まり等が出来ないように通気性の良いメッシュ素材を採用しています。
短距離
1時間程度の短距離ライドのための準備はパパっと済ませたいですよね。
そんな時は、気軽に着用できるサイクルパンツがオススメ。
半袖ジャージとサイクルパンツを身に着けたらすぐ出発出来ます。
ウエスト部分は調節ひもが付いているので、ペダリングしてもウエストがずり下がってこず快適さをキープします。
エントリーかエリートか
エントリー
初めて買う1枚、今は色んな情報があるので迷ってしまいますね。
サイクルパンツを履くこと自体初めてなら、あまり高価なものを買って合わなくて失敗...なんてことは避けたいもの。
そこでオススメなのが、お手頃価格なのに機能はしっかり搭載されたタイプ。
エントリーモデルでありながら、ポタリングからレースまで対応出来る優秀な一枚です。
エリート
レースで走るには、より早く、1秒を争えるウエアを求めたいところ。
そこでオススメは、空気抵抗を低減する素材を採用し、裾部分も圧迫感のないカットオフ仕様のプロにも採用されている高機能なサイクルビブショーツ。
極限の戦いをサポートする頼もしい一枚です。